ACTIVITY -活動報告-

Archive of daily news

SLBH4が住宅特集に掲載されました。

SLBH4住宅特集2020年1月号に掲載されました。
是非ご覧ください。

2020.01.22 information .

ST3Recordsがオープンしました。

ST3メンバーによるDJユニット”ST3 Records”のお店とギャラリーがオープンしました。

現在、TABの横山将基のLosAngelsでレコードショップのある風景を撮影した”December, November,”が開催中です。
以下会期になります。

12/21 (土) 12:00-18:00
12/22 (日) 12:00-16:00
12/23 (月) お休み
12/24 (火) 12:00-18:00
12/25 (水) 12:00-18:00
12/26 (木) 12:00-18:00
12/27 (金) 12:00-18:00
12/28 (土) 12:00-18:00

2019.12.24 information .

ST3 Records OPENING EVENT “Decmber, November,”


ST3 Records OPENING EVENT
“Decmber, November,”
DATE : 2019.12.20-28.
OPEN HOUR : 12:00-18:00
PLACE : 南原食堂
ENTRANCE FREE

Exhibition
ST3 Records
Teppei Nanbara
Masaki Yokoyama

OPENING Reception
2019.12.20…18:30-22:00
FOOD : TACO de CARAVANA, 南原食堂
MUSIC : ST3 Records Crew
ZINE : TAB ZINE

内容の詳細は後ほど。取り急ぎイベントイメージです。
年末のお忙しい時期ですが、皆さまよろしくお願いします。

2019.12.02 information .

SLBH4の内覧会のお知らせ


SLBH4の内覧会のお知らせ

この度、弊社が設計監理・施工を行いました「SLBH4」が竣工し、お施主様のご厚意により内覧会を行う運びとなりました。
ご多忙中とは存じますが、ぜひご高覧いただき、ご批評頂けますと幸いです。住まわれてからの内覧会ですのでご配慮をお願いします。
見学希望の方は詳しいご案内をお送り致しますので、
①お名前
②メールアドレス
③電話番号をご記入の上、kawai@tabjapan.com (担当:河合)までお申込み下さい。

日時:2019年10月19日(土)13:00-17:00、20日(日)11:00-17:00
場所:岐阜県郡上市美並町

2019.10.01 information .

SLBH04の完成写真


だれにでも造れること

■SLBH(Super Low-cost Big House)シリーズ
造ることに興味がある。あるいは欲求かもしれない。この住宅は設計事務所が工事請負をし、設計士自らが設計はもちろん、現場監督、現場作業を行い、設計士・職人・施主の三者で行い造った建築物である。この3つの役割を担いながら、限られた予算内(1800万税別)で職人・施主と造り上げていくために、「図面を出来るだけ書かない」「素材を限定する」「構造・構成の単純化」「造り方の単純化」「余白を出来るだけ作る」といった事を試みた。

図面はもちろん書いたのだが、詳細図や納まり図を書いていない。それは設計作業量を減らすためでもあるが、図示しすぎない事は、より想像を生みだすのではないかと思うからである。三者が想像しき、最適なデザイン・ディテールを話し合い、アウトプットのみならず建築が出来ていくプロセスをも共有することを実践した。素材は各種下地、内外仕上げ、造作、家具、手摺などの垣根を越えてほぼ全ての要素をヒノキ(1等KD)材の30×40、30×105、105×105の流通材(3m・4m)にて構成している。素材を限定することで発注量が読みやすく、転用も出来るため端材はゴミではなく素材になる。その素材により家具が作られ、ピロティに作られる予定の小部屋のマテリアルになる。下地材は安価ではあるが、材としては十分な厚みがあり、質量を感じさせるディテールとすることで、奥行きのある重厚な仕上げとなった。

構造・構成は単純な2層で15本の通し柱により8個×2層のグリットを作っている。1階は筋交いに囲まれたピロティで中でも外にでも成りうる中間領域として存在している。2階は日常生活を受け止める気積の大きい一室空間として存在する。それらは、グリット状の通し柱と梁による単純な架構と、ヒノキ材を切ってビス止めする、材をそのまま積み上げるといった単純なディテールによって造られる。こういった設計・施工の手法を用いる事で、三者がフラットに設計から施工まで参加することが可能となった。三者で作り上げたこの住宅はここでとりあえず完成である。

この先、住まい手は「空間的余白」「施工的余白」「機能的余白」と、ここで得た経験をもとに、使い方の発見や拡張・縮小を続けていく。だれにでも造れるよう設計することで、施主・施工・設計の垣根を越えて関われる領域を広げ、 関与し続けられる場所、状況を作ることで皆が建築に愛着を持ち、 新しい家 づくりの枠組みを作ることができるのではないだろうか。そんなことを考え、今日も設計と施工を行き来している。

 

2019.09.04 work .